2016/9/21 田んぼ日記

9/19(祝)の深夜から20(火)の未明にかけて、台風16号の直撃を受けました。
四半世紀ぶりという強い勢力の台風が真上を通過したとあって、夜半はものすごい暴風雨でした。
20日の朝、大きな木が倒れ、大きな枝が散乱し、崖崩れや停電もあり、爪痕の大きさを強く感じました。
新聞も、とても大きな被害であったことを伝えていました。

そんな台風明けのお当番。
稲はどうしているだろう…。さすがに…厳しいのではないだろうか…。
田んぼに向かう車の窓から見える、他の田んぼの稲もぺったんこに倒れてしまっているものも多くありました。
大丈夫だろうか…。

ドキドキの田んぼとのご対面は、感動! でした。
一部斜めになっているものの、水面に穂が浸かることもなく、なんとか立っています!
土に力があるから、生態系が整っているから、薬を使わなくても力強い稲が育つ…と聞いてはいたものの、これほどとは!

全体的にべったりと倒れてしまった田んぼも多々あるなかで、よくぞ頑張ってくれました!
こんなにも豊潤な土の田んぼを貸してくださり、陰に日向に支え見守り指導してくださる下平さんはじめ地元の方々に、心から感謝の気持ちでいっぱいです。

この経験を通して、作物を育てて無事に収穫できるってすごいことなのだと、身をもって感じられました。
普段当たり前にいただくご飯がこんなに手をかけ、目をかけ、心を込めて大切に育てられていること、わたしは全く知らなかったも同然だと思い知りました。

また、台風の過ぎたあとの空気はそれはそれはおいしく、お空もそれはそれは美しく。
その清々しさと、爪痕との大きな対比を感じずにはいられない朝でした。

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